

食育のお話
食生活とキシリトール
メリハリのある食生活

加工食品やファーストフードの普及で、いつでもどこでも好きな時に食べ物が手に入るようになりました。やわらかい食べ物を流し込むような食事が増え、よく噛んで食べる習慣がすくなくなってきました。
噛む回数が減ってしまうと、お口のまわりの筋肉やあごの骨、それを支えるあごの筋肉も十分育ちません。きちんと噛む習慣をつけるためにも、きちんとお腹がすき、噛む意欲を持たせることが大切です。
体をたくさん動かして「食欲」を育て、3度の食事をきちんと食べられるよう、生活にメリハリをつけましょう。
おやつの与え方

間食は、3回の食事で足りないエネルギーを補うためのものであり「甘食」ではありません。砂糖の多く入ったお菓子やジュースは虫歯菌のエサとなり、虫歯になりやすくなります。
また血糖値が高くなり、その後の食事に影響が出てきます。
飲み物も含め、常にお口の中に食べ物がある状態が続くと虫歯になりやすくなるので、気をつけましょう。
キシリトールの活用

キシリトールは虫歯予防に次のような効果があるといわれています。
- ミュータンス菌に直接アタックして酸を作ることなく、菌を減らします。
- キシリトールの甘さで唾液がたくさん出て、お口の中をきれいに洗い流してくれる他、唾液の成分によって、歯の再石灰化を促進します。
お口の中が酸性に傾く毎食後にキシリトールガム(ノンシュガー)を噛んで、虫歯予防はもちろん、あごの発達を促しましょう。